一組の兄弟がいる。兄の押田興将(こうすけ)さん、40歳、映画プロデューサー。弟の清剛(きよたか)さん、33歳。清剛さんにはダウン症がある。
今、兄は監督初作品として、弟を主役にオリジナル自主映画を撮り始めた。その映画のタイトルは「サンキュー窃盗団」。身寄りのないダウン症の兄と知的障害がある弟が、刑法第三十九条を悪用した振り込め詐欺のボスにだまされ、泥棒行脚を行うストーリー。社会の現実の中で生きる障害者の思いを描こうとしている。http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/info/1006/100614.html


※番組を観た記憶だけで書いてるので、多少違ってる部分があるかもしれません。

このプロデューサーさんが、若い頃、
ある社会福祉法人の人の講演会に行って、
「うちの弟は、知能レベルが5歳くらいだし、そんな奴に、夢や希望なんてない。」と言ったら、

「君の弟は、なにか好きなことはないのかい?」

「うちの弟は、コーラを飲むのとフジテレビが好き」
と返したら、

「じゃあ、毎日、コーラを飲んでフジテレビを見続ける。
それが夢でもいいんじゃないか」


うーん。これ聞いたとき、はっとしたというか、
あー、そういうのでもいいんだ。

夢って、なんかすごく大きなこと、壮大なことを言わないと!
語らないと!

と思っていたのですが、そうでなくてもいいんだ。と気づかされました。