会場:半田市民交流プラザ 3階 ミーティングルーム(クラシティ半田内)
講師:NPO法人ユートピア若宮・木本光宣さん
主催:知多南部相談支援センターゆめじろう


介助してくれそうな人が見つからない感じだったので行けんかなと思っていたのですが、
運良く、ボラしてくれる人が見つかったので行って来れました。

もともと「ピアカウンセリング」っていう言葉だけは知っていたのですが、
詳しくは知らなかったので、場所的にも良かったし、これはもうチャンスだと。

僕は前から、普通のカウンセリングとか、臨床心理士とか、聴くという行為に興味がありました。
カウンセリングを受けたことがあるとかそういうことはないんですけど。

大体いつも、こういう講座や講演ものは、どこかで意識が飛んでることがあるのですが、
今回は、かなり集中して聞くことができました。

入門の入門ということで、

ピアとは、仲間
仲間同士で行うカウンセリングだそうです。
それは、つまり障害者同士で行うカウンセリング。
ピアカウンセラーという特別に訓練を受けた人(自立生活をしている障害者)がいるが、ピアカウンセラーだからと言って、
悩みを言ってはいけない。とかそういうことではない。対等な立場。

ルールとして、
ピアカウンセリングの場で聞いたこと(たとえ、もう死にたいと言ったとしても)は、部屋を出たらすぐ忘れるようにする。
守秘義務がある。

あぁ、でもこのレポートは、別にいいんだよね。?

一通り説明を受けたあとで、
知らない人同士、ペアになって、自己紹介。
持ち時間は、決めてある。

そして、順番にみんなの前で、相手から聞いたことを紹介する。
他己紹介?
この手法は、机上の空論で前から知っていたが、実際にやったのは初めて。
まあまあ面白いと思った。

次に、普通の会話とカウンセリングは、どう違うのか、
模擬例をやってくれて、

また別の人とテーマ「最近、困ってること」が出されて、それぞれの時間内で話す。
聞く方は、とにかく聞くだけ。
アドバイスや突っ込みは絶対に入れてはいけない。

意外と突っ込みたくなるので、ぐっとこらえて、聞くということに集中した。

話す方は、まぁ、ある程度、スラスラと言えるような感じかなとは思った。
反論される恐れもないので。


今回は、特別に障害の有無は関係ないということだったので、
僕の相手になった方は、いずれも健常の人だった。

なので、まだ障害者同士で行うという意味に関して、完全にすっきりはしていない。

でも参加してみて、世界が広がったような気がするし、面白いと思った。

聞いていてちょっとワクワクしてきたので、
いつもなら絶対にしない質問なんかもしてみた。

Q.ピアカウンセリングは、障害者同士で行うということだが、
障害者と言っても幅が広すぎるので、障害者だったらどんな感じでもいいのか。

A.たとえば、言語障害だったら言語障害同士、障害程度が近い人同士でやるのが望ましいが、
今は、「ピアカウンセリング」自体を知らない人が多いので、今は、障害者という枠でもいい。

また、他の方の質問としては、

Q.ピアカウンセリングを自分たちだけでもやっていきたいが。

A.素人だけでやると変な方向にいくので、必ず1名は、専門家を入れた方が良い。


そんな感じで、とても有意義なときを過ごせた。
もっと詳しく知りたいので、この流れで、集中講座に行きたいところだけど、
岡崎市ということと、連日なので、断念。
まぁ、またチャンスがあれば、挑戦してみることにする。


あと、余談としては、
講師の木本さんが、かっこいいと思った。
自立生活をされてて、子どももいるからなのかなと思ったけど、
なんかなぁ。
完全にこの人、勝ち組だな。と思った・・・。