看護学校をやめようかと悩んでいる明日美。少し年下の少年と出会い、彼をドライブに誘ってみる。だが彼は、名前も教えてくれない。一言も口をきいてくれない。そこに老夫婦が声をかけてきて4人の小さな旅がはじまった…。http://homepage2.nifty.com/bokuumi/

おすすめ度 ★★★☆☆

<レビュー>
自閉症について浅く知りたいのなら、小説形式で読めるのでオススメの本。

小説として読むとしたら、やや物足りなさを感じる。

話が、淳一中心に進むので、かなりのキーパーソンとも思える明日美の人となりや魅力が伝わってこなかった。

中盤、慎之介の説教とも思える自閉症についての長い説明は、うーん。

小説の中にエピソードとして織り込ませることは出来なかったのか。

淳一が思ってることが、段落を下げて書いてあるのは良い。

タイトルは、「ぼくはうみがみたくなりました」と言うよりも、

「ぼくはくるまがすきです」「ぼくはステップワゴンがすきです」というようになってしまうような気がした。もうちょっと海について書いてほしかったかも。

でも、こういう福祉系の小説はなかなか無いので、そこを書いてくれた著者には天晴れ。