おすすめ度 ★★★☆☆



辻 仁成という人は、「時間」や「人生」を書くのが上手いと思う。

すべてを読み終えて、そう思った。

読んでいる最中は、沓子との馴れ初めも含めて性的なシーンが多く、

嫌な印象だったがすべての人生みたいなものを書き上げて終えると、

ほぉ〜〜、はぁ〜〜と感心してしまった。

サヨナライツカ (幻冬舎文庫)

「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトとにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す」。“好青年”とよばれる豊は結婚を控えるなか、謎の美女・沓子と出会う。そこから始まる激しくくるおしい性愛の日々。二人は別れを選択するが二十五年後の再会で…。愛に生きるすべての人に捧げる渾身の長編小説。