おすすめ度 ★★★★★



直木賞を取ったから直木賞作家と呼んでいいだろう。

これを読んだのは高校生の頃だが、最初から一気に物語の世界の中に入っていけ、一気に読めた。

とても切ない。切なくて切なくてたまらない。

主人公は、男性。作者は、女性。

なのに男性の気持ちが痛いほどすごく上手く書けている。それがこの村山由佳のすごいところでしょう。

僕は、この本に出逢えたからこそ本がもっと好きになった。

小説を書いてみるきっかけになった。と言っても過言ではないほどの作品です。

天使の卵―エンジェルス・エッグ (集英社文庫)そのひとの横顔はあまりにも清洌で、凛としたたたずまいに満ちていた。19歳の予備校生の“僕”は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない―。第6回「小説すばる」新人賞受賞作品。みずみずしい感性で描かれた純愛小説として選考委員も絶賛した大型新人のデビュー作。