今日、4月2日は、国連が定める世界自閉症啓発デーだそうです。



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そして、ついに映画「ぼくはうみがみたくなりました」が、3月26日に完成したそうです。

めでたいことです。



とよいちで「ぼくうみ」を上映する会では、

これから少しの間、原点に返って、私はるたが思う

「ぼくはうみがみたくなりました」(通称・ぼくうみ)の魅力について書いていきたいと思います。



まず始めに、よく言われるのが、2007年当時の僕の感想は、あまり絶賛したようには見受けられないということです。

torahouse blog : ぼくはうみがみたくなりました/山下 久仁明 - 本の感想 - livedoor Blog(ブログ)

確かに、文章中の表現は否定的な意見が目立ちます。

しかし、★マークのおすすめ度は、5点中3点という真ん中の点数をつけています。

「これは駄目だ」とは思っていないということです。



2007年の否定的なコメントは、嘘ではありません。

今でもそう思っています。



が、それに勝る肯定的な気持ち・意見があるのです。

原作「ぼくはうみがみたくなりました」の魅力



→一般の人が、自閉症の知識を仕入れるために、専門書を読むでしょうか?

周りにそういった方がいない場合、皆無と言っても良いでしょう。



しかし、大抵の人は小説を読みます。

大抵の人は、映画を観ます。

 自閉症関係の書籍といえば医師や療育家による専門的な内容か親の手記ばかりと言われるなか、小説形式で自閉症を描いたということで画期的な作品との評価を受けました。自閉症を描く映画『ぼくはうみがみたくなりました』製作実行委員会HPより


○ぼくはうみがみたくなりましたは、自閉症について、ストーリー(小説形式)で分かります。

しかも素敵な!

作者の山下さんは、映画化したくて小説(原作)を書いたとおっしゃっています。



つまり、小説「ぼくはうみがみたくなりました」は、

映像化して美しくなるように作られているのです。



青い海、黄色い車、門倉明日美(大塚ちひろ)の思い出……



イメージとして、映像で観たくなるキーワードが、たくさんちりばめられています。



小説を読んで終わりではなく、映画を観て終わる作品のような気がしています。



そんな映画を上映するために、ぜひご協力していただけると有り難いと思っています。