きっかけは、今年見た1つのネットニュースだった。

義手の「欠損アイドル」として、私が積極的に活動する理由 | News&Analysis | ダイヤモンド・オンライン

ここに出てくる琴音さんという子が可愛いなと思っていた。
欠損バーの存在自体は前から知っていた。

ちなみにぼくは、義手や欠損に対して、フェチでもないし、萌えたりもしない。
そんなやつが行っていいのかと思ったが、琴音さんが可愛いと思ったのと、半ば興味本位で、
名古屋で開催されると聞いて、話題性もあるし面白そうと思って、
滑り込みセーフで申し込んだ。

こういうのは、ほぼ思いつきで行くことにしている。
90分を1日のうちで、5回行われる。
ぼくは、2回目の「13:45〜15:15」




2回目、エレベーター降りたらすぐ会場。
車いすは僕だけだったので、いきなり春田さんですか?と顔パス。というか、身体障害パス?

高齢者グループホームが入っているビルの最上階を貸し切って開いていた。(お店の人がたまたま見つけたとか)
満席の回もあったが、ぼくが行った回はお客さんが半分にも満たなくて、
余裕で話をすることができた。
お相手は、
義手の琴音さん
義眼のリブさん

琴音さんは、おっとりした不思議な話し方をする女の子だった。
もともとそうなのか、キャラ設定でそうしてるのか、はたまた交通事故でそうなったのかは分からない。
好きな人は好きな話し方だろう。
女の子に触ってはいけないということだったが、義手はOKみたいで、琴音さんにフック船長っぽい義手で、ぎゅっと挟んでいただいた。
何かに目覚めそうな瞬間であった。
肩甲骨で、開け閉めの操作をするらしい。裁縫などをするときに使うらしい。

普通の手みたいなのも無造作に置いてあった。
汚れていたが、洗っても落ちないそう。
汚れが落ちやすいのもあるが、それは壊れやすくて、義手は一長一短とのことだった。
リブさんの義眼も見せていただいた。
付けている状態の、ぱっと見は全く分からない。目線で分かる程度だが、斜視とも思われるらしい。義眼を外すときは、何とも言えない、おおー。と思った。玉ではなく、覆う感じのもの。
触って見ると、それほどリアルさは感じなかった。

フリードリンク制で、1人6000円は安いのか高いのか評価の分かれるところだろう。
しかし普段、経験できないことができたということは収穫である。
義手や義眼の人と仲良くならないといろいろ聞きづらいし、義手や義眼を触る機会もないだろう。
興味あるけど行かないっていう人は結構多そうである。
ドランクドラゴン塚地似の常連さんもいた。
どこの世界にもそういった人がいるのだろう。
義手のお客さんもいた。
いろいろ話していく中で思ったのは、本人しか分からない悩みや辛さはあるにせよ、不便ではあるが、まぁ何とかなる。といった印象だった。
乙武さんでも思ったが、「障害者ではない」のではないか。ということだ。
まだ名前のない別ジャンルのような。
しかし、琴音ちゃんは独特の可愛さがある。