2016年になっても、自分の中で新年が明けた感がなく、悪い意味でだらだらぼんやり、ただ単に月が変わっただけのような気がしていたが、夢の扉+を観て少しだけ目覚めた。

この記事の半分は、僕の憶測に基づいて書かれている。
そこは鵜呑みにしないように、ご容赦願いたい。


ビジネス界が注目!自称“ねたきり社長”
「日本を変えるフロントランナー」は、若き“寝たきり社長”!?
“障がいは武器になる”〜前代未聞の新ビジネスとは?
株式会社 仙拓 社長/佐藤仙務さん
今、ビジネス界で大きな注目を集める若き起業家がいる。佐藤仙務、24歳。
2015年、優れた経営者に贈られる「日本ベンチャードアワード」も受賞。
だが、彼の会社には、他にはない大きな特徴が…。
それは、“重度の障がい者だけの会社”ということ。
佐藤は、「脊髄性筋萎縮症」という10万人に1人と言われる難病のため、
動くのは、両手の親指がわずか1センチ。一日中、寝たきりの状態だ。
そんな佐藤が、同じ病気の相棒・松元と会社を立ち上げたのだ。
そして、自らを『寝たきり社長』と名乗り、ビジネス界で攻勢をかけていく。

働きたくても働く機会がない、働けても賃金が低い…。
こうした障がい者雇用の現状に風穴を開けようと、最新のIT技術を駆使して
新たな仕事を作りだしていく佐藤。そして今、障がい者だからこそできる仕事=
『障がいを武器にした前代未聞のビジネス』に乗り出した!
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/archives/20160117.html


いつか仙拓という会社については、きちんと書きたいとは思っていた。
テレビに出ると聞けば、たぶんほぼ全部録画して観ている。
本も何年か前に図書館に無かったので、中古で入手して読んだ。(新品で買えよというツッコミは、あるでしょう)



名刺も作ってもらったりしている。(もちろん、正規の料金を払った)
ここまで書くと、ファンかと思われるかもしれないが、ファンとは少し違う。
ウォッチャーと言う方が近いかもしれない。
もしも僕が彼と同年代で、仕事がなかったとしたら激しく嫉妬していたであろう。
それはそれは鬱々とし、夜な夜な藁人形に釘をブッ刺していただろう。
現実にそう思う障害者も世の中にはいるのかもしれない。
幸運にも今のところ僕はそうではないということで、佐藤社長については興味深く見させてもらっている。
「選択と集中」という戦略がある。意味についてはここでは書かないが、
僕は経営を勉強していた頃、選択と集中が好きだった。
しかし数年前くらいから、今の時代、スモールスタートでいいからどんどんいろんなことにチャレンジをした方が、リスクヘッジできるのではないだろうかと思うようになっている。
そういった意味で、どんどんいろんなことに手を出していく仙拓は面白い。
次は何をやるんだろう、次は何を仕掛けるんだろうという面白さが彼らにはある。
褒めてばかりいるのも何なので一つ言わせてもらうとすれば、
主軸が始めの名刺作成事業で、大ヒット製品やサービスはまだ生まれていないのでは?と思っている。
中の人ではないので単なる憶測だが。
仙拓のお二人には、いつかお会いしたいと思っていた。
幸運にも地域が同じで、関係している人たちもかぶっているところがあるので、
特別な努力をしなくてもいつか会えるだろうとは思っていた。
去年、海辺の交流会を開いたときに、何と松元副社長が来てくれた。
どういうきっかけだったか忘れたが、Facebookの友人だったので、
駄目もとでお誘いしてみたら少しの時間来てくれたのである。
なかなか公には聞けない話も聞けて楽しかった。
そして意図しないところで、1ヶ月後くらいに、
小規模なプライベートな場所で佐藤社長にお目にかかったのである。
わりと僕の近いところでつながっていたのである。
テレビで見たままの寝たきりぶりだった。
ただ、有名人特有の異常にオーラがあるとか、エネルギーに満ちあふれているという感じではなかった。寝たきりの人がエネルギーに満ちあふれていたら変な感じだが。
いたって普通の人という印象だった。
いろんな人と付き合っていく中でコミュニケーション能力が培われていったんだろうなという印象を受けた。
夢の扉+を観ていて思ったのだが、さらに知っている方たちが多く出演していた。
カウンセラーの前田真規さんは、5年前くらいにTwitterで知り合い、たまにご飯に行ったりLINEする仲だ。
大橋 稔先生は、仙拓のピアカウンセリング事業のオープンキャンパスに参加したときに質問させていただいたことがある。
どこかのYouTubeにログが載っているのかもしれないが、自分が出ているのはあまり観たくない(笑)
最後の山田昭義さんは、業界では有名人でびっくりした。
最初に本を読んだときに、AJUの人だろうなというのはすぐに分かった。
しかし創設者と言ってもいい山田さんからとは。(笑)
こんなにたくさん実際に知り合いが出たテレビ番組も今までなかったので、
なぜ僕が出ていないのだろう?と疑問に思うくらいであった。
山田さんはテレビでは良さげな人を装っていたが、僕は、山田さんが叱る人、きつい人ということはずっと前から知っていて、僕は叱られるのは基本嫌いなので、
同じ場所にいたこともあるが、目を合わさず存在を消すようにしている。
そういった意味では、僕は軟弱障害者なんだろう。
あの本を読めば分かるが一番「ざわっと」する部分で、そこをずっとスルーしていくのかなと思っていたので、
とりあえず一区切りついて良かったのでは。と僕は思う。
両者の思いが透けて見える緊張感がある場面でしたが、
仙拓にはさらなる高みに行ってもらいたいし、山田さんは一時代を築いた歴史に残る人でもあると思うので晩節を汚さないようにしてもらいたい。
お前が言うなって話ですが。