2005年、スクーリングのレポート課題のときに書いた文章。



課題:「障碍当事者とともに会議を運営する場合、運営する側がとくに留意するべきことについて述べなさい」

まず始めに、ワークショップを含めた会議に参加するにあたって、動作として何が必要か考えてみます。

・付箋紙に文字を書く

・書いた付箋紙を模造紙に貼る

・付箋紙などに書かれた文字を読む、貼ってある場所を認識する

・参加者全員が聞き取れるように話す

・他の人の発言を聞く

まだ他にもあるかもしれませんが、以上のような事が考えられます。

よって、そのことがクリアされれば障がい者とともに、容易に会議をすることが可能ということになります。

一口に障がい者と言っても、個々人によって障がいの程度はさまざまです。

運営側から見て、出来ると思っていたことが出来なかったり、出来ないと思っていたことが出来たりします。

一概にこれで解決ということはないでしょう。

よって、まず運営する側が留意する点として、参加する障がい者の状況把握が必要ではないでしょうか。

状況把握をすることによって、何が出来るのか出来ないのか、不安点は何なのか、あらかじめ知っておけば介助内容や用意しておくことも分かり、会議がスムーズに進むのではないのでしょうか。

また、動作が可能だとしても周りの人より遅れることもあります。

出来るだけ、他の参加者のペースに合わせられるような場作りや工夫が必要かもしれません。

障がい者と共に会議を運営するための一つの提案として、パソコンを使ったワークショップというものが可能ではないだろうか。と思いました。

今すぐ実行できるものではないのですが、参加者に一人一台ノートパソコンを用意します。

すべてのパソコンはつながっていて、(インターネットではありません)見えている画面はみんな同じです。

ワークショップ用のソフトウェアを開発して、画面上にある架空の付箋紙を貼ったり動かしたりします。

非常に味気の無いものになってしまったり、ノートパソコンを人数分、用意出来なかったりなどの問題点がありますが、

障がい者にとっては、いろんな面で便利かもしれません。

最後に、自分自身、ワークショップなどに参加した経験が無いので、実際参加するのと頭の中でシミュレーションしているのとでは、違ってくると思います。

実際、その場で見ると、新たな発見や問題点が見つかるかもしれません。



東大が開発しているMEET Borderless Canvasが3年前に、おいらが考えていたことと似ている件



2011/11/15 11:00:00
@haruta1984: 初めの注意点は障害者とか関係なく会議の基本、パソコン全員配分はけっこうあるのに難しいと思っている点、全体として障害者が健常者に合わせる方向になっている点、などが気になりました