【大泉りかのとにかくSEXがしたい】

　カラダ、ココロ、テクニック……人にはちょっと聞きづらいオトナの悩みを官能小説家の大泉りかがドピュッと大解決！　さて今回の迷える子羊は……？
相談者：はるた（30歳・パート従業員）

　仮性包茎だと思うのですが、剥きっぱなしにしておくと赤く腫れます。戻すと良くなるのですが……。
A 自然体でいましょう

　今回寄せられたお悩みですが、正直、とても悩ましいです。今までで一番、答えを出すのに困っています。というのも、医療の分野に関することなので、聞きかじったハンパな知識で無責任に答えるのは、ちょっと問題がありそうだからです。

　どう考えても「お医者様のところに行って受診し、アドバイスを貰ってください」という答えが無難かつベストだと思うのですが、それではあまりに無碍すぎますよね。さて、どうしましょう……。

　まず最初に、赤く腫れてしまうほどにナイーブな相談者様のオチンチンを、剥きっ放しにするメリットを考えていきましょうか。

　えっと、まず、ひとつには、皮と陰茎の間に恥垢が溜まりにくいということがありますね。確かにそれはその通り……かもしれませんが、常時剥きっ放しにせずとも、お風呂で毎日、きちんと剥いて洗いさえすれば問題はないかと思います。というと、「チンコもついていないくせに無責任じゃないか」という声が聞こえてきそうですが、しかし、女性のビラも基本的には常に閉じているもの。それでも、一日一度、風呂できちんと開いて洗えば問題ないことに鑑みれば、オチンチンもきっと大丈夫。

　ふたつめは、「剥きっぱなしにすることで、いつか完全なズル剥けになることが期待できる」というもの。この件については「常に露出させておくことで、亀頭が成長して皮が被らなくなる」もしくは「剥き癖がついて皮が元に戻らなくなる」というふたつの説がありますが、しかし、実際はどうなんですかね。

　植木鉢に植えられた樹木は、その器にあったサイズまでしか成長しないと言われていますし、反対に指輪をしていると段々とその指が細くなることもあるので、“枠”を取っ払うことで、その中身が成長することはあり得ない話ではないかもしれません。また、アイプチやメザイクといった、瞼を二重にするグッズを常用することで、自然と二重瞼になったという女性にも会ったことがありますので、人間の身体は矯正により変化を遂げることも確かである、ゆえに剥き癖がついてズル剥けになる、というのもない話ではなさそうです……。

　しかし、今までわたしが見てきたチンコのほとんどが仮性包茎だということを考えると、「仮性包茎は、いくら剥いても仮性包茎のままである場合が多い」ことは疑いようのない事実です。

　というわけで、「赤く腫れてしまうリスクを負ってまで、剥きっぱなしにしておくメリットはない」というのがわたしの考える結論なのですが、しかし、せっかく前方へと陣を進めたというのに、退陣はあり得ないという相談者さんの気持ちもわかります。

　が、考えてみてください。肉体というものは精神に比べてずっと脆弱です。「まだもっと酒が飲める、もっと飲みたい」と思っていても、泥酔すれば勝手にゲロがこみあげてくるし「もっと気持ちよくなりたい」と願っていても射精が我慢できず出ちゃうこともある。　

　先に音を上げるのはいつも肉体です。というわけで、「一度剥けたからには、剥いた状態に保つべし、腫れに耐えてこそ本物の漢」というマッチョな精神論でもって身体を酷使することは辞めて、自然体でいることをオススメします。

「でも、でも、仮性包茎は嫌なんだ！」という場合はこちらも合わせてお読みくださいませ。

【悩み相談】日本男性の永遠の悩み「仮性包茎」に新たな解決法を発見

　それではオチンチンを大切に！

※貴方のお悩み、ドピュッとスッキリ解決しちゃうゾ！　性のお悩みを相談したい方は、

記事内容/情報提供に関するお問い合わせ

「大泉りかの悩み相談室」係までご応募ください。