メールマガジン「B-Search NEWS 2018年2月9日分」に寄稿した文章です。
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実物としての現金が無くなる社会に早くなってくれないかなと思っている。電子マネーやカードで支払えるところはあるが、日本は現金文化が根強いらしい。
特に、小銭がうっとおしくて仕方がない。
身体障害のあるぼくは、ヘルパーさんにお財布を預けて支払ってもらうのだけれど、信頼してるとは言え赤の他人に自分のお金を扱わせるのは気持ちの良いものではない。
以前、万札がくっついていて、1万円余計に支払いそうになったことがある。多いですよと指摘されて返されたから良かったものの、悪い人だったらと思うとゾッとする話である。
ヘルパーさんは、ごめん。新札だったものだから。と言っていたが……。
そんなこともあって、早くキャッシュレス社会になってくれればと思うが、友人知人や個人商店みたいな人とのお金のやりとりはどうするのか。
障害者割引の場合はどうするのか(障害者割引は使えないことが多い)など、考えただけでもいくつか課題がある。
ところでぼくの財布は20数年使っていて、とてもそんなに使っているようには見えない綺麗な財布なのだけれど、買い換えた方がいいよなというのはいつも思っている。