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1月17日付け「「障害者」法令名に疑問」について、近頃「障がい者」表記を正式に使っている自治体も見受けられる。これから障がい表記が当たり前の時代になっていくのかもしれない。ただ私自身は身体障害者だが、どの表記でも気にしていない。障害者と表記されたところで差別用語とも感じていない。

害が問題だとしたら、障についてもマイナスイメージがある漢字である。かつて痴呆症と言われていたものが認知症に変わったようにはならないのが、障がい表記だと思う。

内閣府の調査によると、変えた方がいいと回答した人は健常者、障害者共に2割程度という調査結果もある。

2割を多いと見るか少ないと見るかにもよるが、表記の変更を求めているのは一体誰なのだろう。表記を変えたところで人の差別意識はさほど変わらないようにも思えるし、そのような議論に時間を費やすくらいなら他の障害者福祉の問題について議論した方がいいのではないだろうか。